今回紹介するニムファsp.ペルーマルドナードも以前紹介したラビットイヤーロータス同様、熱帯スイレンの一種です。
個人的には前回紹介したラビットイヤーロータスよりも珍しく、ペット系のインターネットショップ最大手である「チャーム(charm)」さんでも取り扱っているところを見たことがありません。
ニムファsp.ペルーマルドナード(Nymphaea sp.”Peru Maldonado”)が正式名称らしいのですが、とても長いので、普段はペルーマルドナードと呼んでいます。
ニムファsp.ペルーマルドナードとは
熱帯スイレンと言うとタイニムファやタイガーロータス(レッドタイプ)、タイガーロータス(グリーンタイプ) などは有名ですが、こちらのニムファsp.ペルーマルドナードという品種は真っ赤な赤い葉を展開することがあります。
東京では植え替えた最初の頃のみに赤い葉の展開が確認できるので、おそらくは赤系水草特有の鉄分の吸収によって赤く染まるものかと思います。
基本的に放任主義(めんどくさがり)で頻繁に植え替えたりはしないため、途中から赤色の葉が展開しなくなるのは、ソイルに含まれる鉄分が途中で枯渇しているんだと思います。
この赤色の葉も、水中にある時は結構赤く見えるんですが、水上葉として完全に水上に出てくるとそこまで赤い…というよりは少し茶色い緑色の葉ぐらいに見えることがあります。
購入先
熱帯スイレンの中ではラビットイヤーロータスよりも珍しい種類で、 こちらも基本的にアクアリウムショップ等で見かけることはありませんでした。
東京に来てからしばらくして土地感覚に慣れ始めた頃、東京のアクアリウムショップを転々と回っていた時期があり、その際に新宿駅に店を構えるアクアフォレスト新宿店さんで4980円で販売しているのを購入させていただきました。
また、東京の中では少し離れたところに位置するAQUA FORTUNEさんでも何株か在庫があり、こちらでも追加で購入しました。
基本的にはインターネット上の通販サイトでは入手することが困難なため、実際にアクアリウムショップを回った方が見つかるかもしれません。
実際のペルーマルドナードの様子
購入してきた株には熱帯スイレンでよく芋と呼ばれている球根がついていて、さらに小さな子株になりそうなものも付いていました。
熱帯スイレン特有の水質が変わったことによる葉の溶けも一切起こることがなく、ランナーを伸ばしてかなり株数も増えました。
育て方
育て方自体は以前紹介させていただいたラビットイヤーロータス同様、ペルーマルドナードも熱帯スイレンになるため、大きく変わりません。
学名 | Nymphaea sp.”Peru Maldonado” |
原産地 | 南米 |
光量 | 中光量~高光量(60cmライト、3灯程度。睡蓮系は光が強いほうが成長スピードが早い) |
CO2 | あると成長が早い。無くても可。 |
水温 | 20~26℃(温度が高すぎると葉が解ける場合がある) |
増殖方法 | ランナーによる親株からの株分け、球根 |
底砂 | 赤玉土+固形肥料、もしくは栄養系ソイル(アマゾニアがオススメ) |
肥料 | 睡蓮用固形肥料 |
注意点
ペルーマルドナードもラビットイヤーロータスと同様、熱帯スイレンにあたるため休眠期というものが存在し、休眠期に入ると突然全ての葉を落としてしまいます。
休眠期に入り、葉をすべて落とし根っこだけになった睡蓮は根っこすらも生きているかどうかも確認できず、長い休眠期を明けてから芽を出すのを待っていることしかできません。
次はいつ頃芽が出てくるのか、はたまた葉と同時に根も溶けてダメになってしまっているのか…。
ここの判断が付きづらい点が熱帯スイレンを育てる際の大きな難点かもしれません。
最後に
こちらのペルーマルドナードは子株をたくさん増やしてくれたので、増えた株を使って野外生育もできるのかを試しています。
ペルーマルドナードもメダカを飼育しているトロ舟の中に配置しているので、そのうち葉がかじられたりするかもしれません…笑
こちらも今後も成長があったりしたら記事を更新していきますので、よかったらバナーをクリックしてもらえると嬉しいです。
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