自分がオタク寄りなこともあって、育てたいと思う生き物や植物は普通のショップにはあまり並べられることのない、比較的マニアックなものになりがちです。
そのため、入手経路は基本的にヤフーオークション頼みになることが多い傾向にあります。
そんな中、本日は最近ヤフーオークション経由で購入させていただいた、観葉植物の中でも比較的珍しめのラン科の植物、ジュエルオーキッド『マコデス・ペトラ』の紹介になります。
Contents
ジュエルオーキッドとは?
ジュエルオーキッドとはラン科の植物で、胡蝶蘭やカトレヤ、デンドロビウムといった花を楽しむものとは異なり、葉脈を楽しむ観葉植物になります。
この珍しい名前の由来がキラキラと輝く葉脈を持つラン科の植物ということから、宝石蘭、ジュエルオーキッド(Jewel Orchid)と呼ばれています。
葉が輝く理由
ジュエルオーキッドの葉の葉脈がキラキラと輝くのはただ単純に綺麗だという理由ではなく、 太陽光を反射させることにより鬱蒼と茂った森の中でも、昆虫たちを呼び寄せ、自身の子孫繁栄の為の受粉活動を効率よく行うためと言われています。
原産地
ジュエルオーキッドの原産地は東南アジアの熱帯地域に生息しています。
そのため飼育環境としては高温多湿な環境を好むため、気温と湿度の調整が大切と言われています。
特に熱帯地域ということで寒さには極端に弱く、東京で育てる際には冬を含め室内での育成が望ましいです。
品種・種類
ジュエルオーキッドは750属、1500種ほど存在していると言われていますが、今回紹介する「マコデス・ペトラ」のような葉脈がキラキラと輝くようなタイプはそこまで多くありません。
販売禁止…?
さらに今回紹介する「マコデス・ペトラ」という品種は、日本では、 特定国内希少野生動植物というカテゴリーに指定されています。
「マコデス・ペトラ」の増殖株を販売する際には、環境省・農林水産省への届け出が必須になり、特定国内種事業者として認定された上で事業者番号を発行される必要があります。
そのため、趣味で育成をスタートしてたくさん増やせたとしても、 ヤフオクやメルカリで許可なく販売することは禁止されているので注意が必要です。
今回購入した株
今回は特定国内種事業者として認定された方から、タイトルにもあるジュエルオーキッドの中では一番メジャーな「マコデス・ペトラ」という品種を購入させていただきました。
画像のような感じで根っこが湿った綿でくるまれ、それをビニール袋で包んだ状態で届きました。
ジュエルオーキッドの価格帯としては1,000~5,000円ほどになりますが、繁殖が比較的容易なマコデス・ペトラは1,000円前後で販売されています。
今回、ラン科の植物自体を育てるのが初めてだったため、マコデス・ペトラはラン科の植物の入門にも良さそうです。
ジュエルオーキッドの育て方
気温
生育環境は上気した通り熱帯地域が原産地ということもあり、 温度は25°前後が理想的です。冬の寒さに弱いこともあるので最低でも15°以上を保つようにしてください。
そのため育てるのには室内が最適な環境と言えます。
光量
太陽のような強い日差しは苦手で、葉が焼けてしまうため明るい日陰、もしくは室内の植物用LEDライトがおすすめです。
湿度
多湿な環境を好むため50~70%前後が推奨とされています。
適度な湿度を保つため、今回はプラスチックコップに穴を開けたラップをかぶせた容器を使用しました。
用土
ジュエルオーキッド含めラン科の植物は過度な栄養が必要ないため、水で湿らせた水苔を使用しました。
可能であれば水はけの良い良質な水苔を選び、しっかりと水に浸して水分を吸わせ、軽く絞ったものを使用したほうが良いようです。
(とはいえ、100均のSeriaに売っている水苔でも問題なく成長しています。)
現在の様子
ジュエルオーキッドの成長は比較的ゆっくりなようで、届いた状態から約一か月たった今でさえ新しい葉っぱが1枚展開された程度です。
とはいえ、新しく展開された葉っぱも光を反射してキラキラと輝いており、室内であれば東京でも順調に育っているようなので、今後の成長を楽しみにしています。
インターネット上の写真で見るよりも、実物は光の当たる角度によって何倍も葉脈がキラキラして見えて非常に綺麗なので、興味を持った方は是非育ててみるのをお勧めします。
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