果樹

【果樹栽培】棗(ナツメ)の苗木の育て方

地元では色々なところに生えていたんですが、東京に来てから食べたいな…と思い立ち、しかしながら生のナツメはどこにも売っていなかったので今回苗木を入手していくつかの品種を育ててみることにしました。

漢方や美容効果を目的として乾燥ナツメを売っているお店はいくつかあるものの、生で食べるさっぱりとしたリンゴのような触感と味わいをもう一度…。
苗木からだと何年先になるかわかりませんが、成長を見守るのも果樹園芸の楽しみの一つなのでじっくりと育てていきます。

東京や関東ではほとんど目にすることのないナツメの実

棗(ナツメ)の品種

日本棗(ニホンナツメ)

日本棗は、日本原産の棗の品種で、果実は黄緑色で、中には大きな種が入っています。皮は薄く、果肉はしっとりとしており、甘さと酸味のバランスが良く、風味が豊かなのが特徴です。
日本棗は、冬から春にかけて収穫され、主に生食用に利用されます。

皇帝棗(皇帝ナツメ)

皇帝棗は、中華人民共和国原産の品種で、大きな果実が特徴的です。果実は赤くて甘みが強く、糖度は高く、果肉が柔らかいのが特徴です。主に秋から冬にかけて収穫され、生食用や乾燥用として利用されます。

新彊棗王(シンキョウナツメオウ)

新彊棗王は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区原産の品種で、大きな果実が特徴的です。果実は赤くて甘みが強く、糖度が高く、果肉が柔らかいのが特徴です。主に秋から冬にかけて収穫され、生食用や乾燥用として利用されます。

スーパージャイアント

スーパージャイアントは、アメリカ合衆国原産の品種で、果実が非常に大きく、一つの果実で1ポンド(約450g)以上にもなることがあります。果皮は厚く、果肉はしっかりとしており、甘味が強いのが特徴です。
主に秋から冬にかけて収穫され、生食用や乾燥用として利用されます。

東京を含む関東地方ではあまり栽培されておらず苗木の販売もほとんどなかったため、今回はメルカリにて日本ナツメ、少し珍しい品種の皇帝ナツメと新彊棗王を楽天のスーパーセールで購入しました。
それぞれの品種には、果実の特徴や収穫時期、利用方法などが異なるため、好みや用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

ナツメの育て方

土壌の準備

棗の苗木は、日当たりの良い場所に植えることが重要です。また、排水が良く、栄養豊富な土壌が必要です。苗木を植える前に、土壌を良く耕し、有機肥料や腐葉土を加えて、栄養を補給します。

苗木の植え付け

苗木の植え付けは、秋から春にかけて行います。苗木の根元に堆肥や腐葉土を入れて、穴を掘ります。苗木を穴に入れて、根元を土で覆い、根をしっかりと固定します。根元から10cmほど上に土を盛り上げて、苗木を支えるようにします。

水やり

苗木を植え付けたら、水をたっぷりと与えます。その後は、乾燥しないように、土が乾いたら適度に水を与えます。特に、夏場は水やりに注意し、乾燥を防ぐようにします。

剪定

苗木は、成長に伴って枝を伸ばし、大きくなっていきます。枝が伸びすぎた場合は、適宜剪定を行って、形を整えます。また、根元から新芽が出た場合は、葉を摘み取って、成長を促します。

肥料

苗木は、年に1~2回、適量の有機肥料を与えると良いでしょう。春と秋に、根元から離れた場所に肥料をまいて、水を与えます。

防虫対策

棗の苗木は、カイガラムシやカメムシなどの害虫に注意が必要です。害虫が発生した場合は、適切な農薬を使用して駆除するようにします。
また、イラガの幼虫が発生して素手や腕が触れてしまうと非常に激しい痛みを伴うことになるので気を付けましょう。

以上が、棗の苗木の育て方の手順です。根元に堆肥や腐葉土を入れることや、水やりに注意することなどが重要です。また、剪定や肥料、防虫対策も行い、健康的に育てるようにしましょう。

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