Contents
台湾パイナップルについて
台湾パイナップルとは名前の通り台湾で作られているパイナップルのことです。
他の国で作られているパイナップルは輸出する関係上、完熟させる前の青みがかった状態で出荷されるのとは異なり、木になっている状態である程度完熟させるため、表面の色も綺麗なオレンジ色でとても甘く仕上がっています。
台湾パイナップルと一般のパイナップルの違い
よくスーパーなどで売られている「Dole」のパイナップルは表面がまだ青く完熟していないまま出荷されるため、ご存知の通り酸味が強く場合によっては舌がヒリヒリするものも多いです。
それに対し台湾パイナップルは上記した通り、ある程度完熟された状態で出荷されているため、表面が鮮やかなオレンジ色で酸味がほとんどなく、非常に甘いのが特徴的です。
また、一般のパイナップルは身を取り除かないといけないのに対し、台湾パイナップルは完熟しているため芯まで食べることができます。
東京での入手方法
僕の住んでいるところだと、スーパーのLIFEに『金密』と『極み』という品種、 スーパー文化堂に『まるごと甘熟パイン』という品種が売っていました。
まいばすけっとでも時々 、スーパー文化堂と同様の『まるごと甘熟パイン』を取り扱っていました。
価格帯
台湾の応援キャンペーンとはいえ、普段売っているパイナップルよりは少し高めに設定されています。
いくつかのスーパーを確認してみたところ、台湾パイナップルでも上記している品種によって値段が異なるようだったので、下記は確認できた3品種+普段売ってるパイナップルの1玉あたりの値段になります。
- 『金密』・・・698円
- 『極み』・・・698円
- 『まるごと甘熟パイン』・・・498~598円
- Dole(いつもの)・・・198~298円
これ以外にも楽天でも購入できるようで、楽天では kg 売りをされていました。
おおよそ1玉あたりの値段は1,000円前後でした。
一人暮らしだと食費をできるだけ安く抑えたいということもあり、楽天等の通販サイトでは購入しておりません。。
台湾パイナップルの味
輸入されている台湾パイナップルにも上記のような品種があり、僕が食べた中では「極み」という名前で売られている台湾パイナップルが一番甘く、中心部分の皮に近い部分からは蜂蜜を連想させるような濃厚な甘みを感じました。
また、食べられると話題の芯の部分はスナックパインのような食感とサッパリと程よい甘みがあり、飽きることなく美味しく食べられます。
リボベジ?再生栽培にチャレンジ…!
パイナップル自体はフルーツのためリボベジ(リボフル…?)と言っていいかはわかりませんが、以前Doleのパイナップルで何度か失敗し、ようやく発根させることに成功しました!
ですので今回は台湾パイナップルでも再生栽培にチャレンジしてみます…!
生育環境
パイナップル自体は一年中スーパーに並んでいますが、育てるために適した温度は20~30度とされています。
また、パイナップルや南国のトロピカルフルーツ系は寒い冬など、気温が10度を下回ると成長が止まったり枯れたりしてしまうため、冬の寒い時期は東京含め、国内だと沖縄以外の土地では室内に入れてあげる必要があります。
必要なもの
- パイナップル(クラウン)
- 水
- プラスチックカップ
- 用土
- 植木鉢
育て方
1. クラウンを外す
パイナップルの頭(クラウン)の根本を握り、ぐるりと捻ると綺麗にクラウンが取れます。
2. 果肉部分を綺麗に切り落とす
クラウンの根本についた果肉部分は水差しする際にカビが発生したり腐りやすいので、出来る限り包丁でそぎ落としておきます。
3. プラスチックコップを用意する
今回は100均のSeriaで買ってきたプラスチックのコップを使います。
茎部分が水に浸れば良いので今回のようなコップでなくとも、プリンカップやカップラーメンの空き容器でも十分代用できます。
4. 1~2週間水に浸す
左からいつもの『Dole』、『極み』、『甘熟パイン』です。
やはりクラウンをパッと見ただけでは品種の判断が出来なさそうです…(苦笑
根っこが出てきやすいように、葉の部分は数センチ茎が見えるように剝ぎ取ってしまっても大丈夫です。
5. 根が確認できたら土に移す
あまり栄養が含まれた土を使うと根がやられてしまうことがあるので、根が定着するまでは赤玉土を使います。
家にある睡蓮にも使えて、安くて万能なので赤玉土はオススメです。
6. ベランダ栽培に移す
しばらくあまり光の当たらないところに置いていたので、最初は半日蔭ぐらいの場所で葉を慣らし、その後明るい場所に移します。
今の賃貸だとベランダの日当たりがとても良好なので、ちょうどよかったです。
東京で育てる際の注意点
これからの時期は気温がどんどん上がっていくため気にする必要はありませんが、僕が東京の春先の気温で水差しの再生栽培を試みたところ、気温が低かったこともあり、発根する前に葉が茶色く枯れたり、茎部分が何度か腐ってしまいました…。
もし、僕と同じくパイナップルの再生栽培にチャレンジされる方は、気温や水換えの頻度には注意すると良いかもしれません。
まとめ
パイナップルをクラウンから育てる場合、実をつけるまでには早くて3,4年かかると言われています。
途中で脇芽をつけることもあるらしく、そちらをカットして成長させるとクラウンよりも早い、1年ほどで実がつくそうです。
必然的に葉の成長を見守る時間のほうが長くなりますので、観葉植物として育ててみるつもりです。
また、個人的にパイナップルの再生栽培をオススメする理由は下記のような感じです。
1. 結実させるのに受粉させる必要がないので、東京のようなマンションのベランダ等でも育てることができる。
一般的に市場に食用として出回っているパイナップルは、下記のようにクローン栽培されているものです。「自家不和合性」といい、自身との受粉を防ぐ遺伝子性質が働きます。
これにより受粉の必要がなく実がなるため、虫が苦手な方でも育てることができます。
2. パイナップルの冠(クラウン)栽培は種からとは異なり、親株のクローン扱いになります。
そのため、株から実るパイナップルの味は買ったときと同様のものになり、台湾パイナップルであれば非常に甘く美味しいものが収穫できます。
ですので、パイナップルを育てる際は自分の気に入ったパイナップルの品種を買うと良いです。
僕と同じく、最初は安いDoleとかで試すのもありかと思います。