『リボベジ』とはリボーンベジタブル(reborn vegetable)の略称で、日本ではよく『再生野菜』と呼ばれています。
東京で一人暮らしをしていると、うどんの彩りに少しネギが欲しい…!といった時にとても重宝します。
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『リボベジ』の魅力とは?
1. 基本的に可食部以外を使うので始めやすい
簡単に始められるものとして代表的なものが『豆苗』ですね。
野菜炒めやお浸し、サラダとして上野若い葉の部分を食べ、普段なら下の根っこの生えた豆の部分はそのまま捨ててしまいます。
しかし、あえて根っこの生えた豆の部分を残してリボベジとして再利用することで、生ゴミを減らしつつ再度豆苗を収穫したり、そのまま大きくすることで『さやえんどう』を収穫することもできます。
2. 容器に拘りがなければ水さえあればOK!
土や鉢が絶対必要というわけではないので、入っていた時の容器やペットボトルの上部分を切ったプラスチックの容器、もしくはビニール袋等に水を入れるだけでも育てることが可能です。
もちろん大きくなってきたら近所の花屋さんで土や鉢を買ってきても良いですし、グラスに入れてお部屋のインテリアとして楽しむこともできます。
3. 失敗しても再チャレンジしやすい
仮に失敗してしまっても、また料理を作る時に買ってきた野菜の切れ端を使って再挑戦することができます。
野菜の種類によっては再生栽培に使う部分が異なったりするので失敗したりすることも多々ありますが、それを含めて育てる楽しさと難しさを同時に味わうことができます。
ちなみに人参等の根菜類は可食部以外から根を生やすことが難しく、元のにんじんを収穫したりすることはできないので葉を収穫して食べたりします。
失敗から学べることも多く、場所をとることもないので観葉植物を育てるような感覚で一人暮らしの趣味としてもオススメです。
リボベジ(再生栽培)するにあたって気を付けたいこと
水替えはこまめに行いましょう。
リボベジの最大の敵はカビからの腐食といっても過言ではないです。
根っこが出てくる前に黒カビが発生して株自体が弱り、そのまま腐ってしまうことがあります。
一度株に黒カビが発生してしまうと復活することはあまり望めません。
そうなってしまったら残念ですが生ゴミとして処分し、再チャレンジしましょう。
できれば株から根っこがちゃんと生えるまでは1日1回、こまめな水替えを心がけましょう。
とはいえ個人的な経験からだと2~3日程度でしたら大丈夫だったりもするので、多少めんどくさがりな自分でも楽しめています…(笑)
収穫したら加熱調理をしましょう
リボベジ(再生栽培)を収穫して食べる際は、出来る限り火を通しましょう。
スーパーで売られている野菜のように衛生的な管理が十分とは言えないので、野菜スープや野菜炒めなど、出来るだけ火を通す料理に使い、生で食べることは避けた方がよいです。
個人的リボベジ(再生野菜)にオススメな野菜3選
1. 長ねぎ(白ネギ)
野菜炒めやうどんの彩り、素麺の薬味など万能野菜です。
一人暮らしだと1本丸ごと消費しきるのが難しかったりするので、リボベジ(再生野菜)で育てておくとちょっとした時にすぐ使えるので便利です。
写真のように少しでも良いので根っこの付いているものを買ってきましょう。
リボベジをする際、根っこのないネギは再生させることができないので注意が必要です。
2. 豆苗
今回のリボベジの記事で何度も出てきていますが、こちらもネギ同様、活用方法がたくさんある万能野菜です。
豆苗自体には独特の青臭いような臭みがありますが、炒めて調理したり調味料の調整でかき消すことができるので苦手な人でなければオススメです。
上記した通り、品種によってはさやえんどう、スナックエンドウが実ることもあります。
3. キャベツ
写真のように葉を毟るように芯の部分を残すか、芯の部分を残すように上から見て四角くなるようにカットすることでリボベジとして再利用することができます。
下の芯の部分、正確には節目になっているところがあればそこから根っこが生えてきます。
葉はどんどん大きくなるのである程度株が育ってきたら土に植え替えても良いですし、そのまま水耕栽培を続けて小さいサイズを維持して料理のアクセントにも使えます。
まとめ
リボベジ(再生野菜)は簡単に始められる上に、一人暮らしで自炊をする時にアクセントとして「ちょっと野菜が欲しい…!」という時にも使えるのでオススメです。
また、リボベジと言っていいのかわかりませんが、フルーツでも似たようなことができる品種もありますので、一人暮らしの方は食費も浮かせられて、植物の成長過程を楽しめるので是非挑戦してみてください。
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